23Cでは最先端の再生医療技術を活用し、幹細胞治療・NK細胞療法・セクレトーム療法の3つの施術メニューを提供しています。
これらの治療法は、それぞれ異なるアプローチで細胞の再生・修復・免疫強化を促進し、患者様の健康回復をサポートするものです。
複数の治療を組み合わせることで相乗効果を生み出し、より高い治療効果を目指すことも可能です。
お一人おひとりの疾患や健康状態に応じて最適な治療法をご提案いたします。
幹細胞治療Mesenchymal Stem Cell Therapy

細胞の力で組織を修復し、
健康を取り戻す
幹細胞が持つ再生力で失われた機能を回復
幹細胞治療は、患者様の体に間葉系幹細胞(Mesenchymal Stem Cell: MSC)を投与し、組織の修復や免疫調整を促進する再生医療です。
幹細胞には傷ついた細胞の再生を助ける自己修復能力があり、老化や疾患によって低下した細胞機能を回復させる役割を果たします。
23Cでは新生児の臍帯(へその緒)由来のウォートンジェリー幹細胞(WJ-MSC)を採用しており、いわば新生児0歳の幹細胞ならではの高い増殖力・分化能によって、従来より幅広い疾患への効果が期待できます。
また、日本の自家細胞療法のように患者様から細胞採取を行う必要がなく、培養済みの他家幹細胞を用いるため短期間で治療を開始できる利点もあります。
組織や臓器の損傷修復・再生の促進 / 免疫機能の調整(炎症の抑制・自己免疫の改善)
幹細胞の再生能力により、関節疾患・神経疾患・自己免疫疾患などの治療が期待されています。
特に、幹細胞が持つ抗炎症作用や免疫調整機能により、慢性疾患や難治性疾患の改善にも有望とされています。
幹細胞の若さが治療効果を左右する
ウォートンジェリー幹細胞
– 未来の再生医療を支える幹細胞
こうした中で、ウォートンジェリー幹細胞は出生直後の臍帯から採取されるためドナーへの負担がなく、しかも全能性に近い分化能力を備えている点で卓越しています。
その強力な増殖・抗炎症効果により、神経難病や自己免疫疾患をはじめ多岐にわたる難治性疾患への応用が期待されています。
安全性の面でも、臍帯由来のウォートンジェリー幹細胞は免疫原性が低く拒絶反応が起こりにくいことから、副作用は発熱など軽微なものに留まり長期的な合併症もほとんど認められていません。
NK細胞療法Natural Killer Cell Therapy

免疫の力でがんやウイルスに
立ち向かう
NK細胞を増強し、自然免疫を最大限に活性化する治療法
NK細胞療法は、免疫細胞の一種であるナチュラルキラー(NK)細胞を体外で増殖・活性化させ、再び体内に戻すことで病原体や異常細胞と戦わせる治療法です。
私たちの体にもともと備わっているNK細胞の力を高めて利用するため、難しい薬剤を使わず自己免疫力で病気と戦うアプローチであり、近年はがん免疫療法の一つとしても注目されています。
増強されたNK細胞は体内をパトロールし、がん細胞やウイルス感染細胞を見つけ次第攻撃・排除します。副作用も比較的少なく、安全性の高い治療とされています(点滴後の一時的な発熱や倦怠感など軽微な症状が出る場合がありますが、重大な有害事象の報告はほとんどありません)。
体内の異常細胞の排除によるがん抑制効果 / ウイルス感染症に対する免疫抵抗力の強化
NK細胞療法の幅広い可能性
免疫を整え、健康を維持する次世代の治療
このようにNK細胞療法は、生まれつき備わる自然免疫力の底上げによって健康を支える新しい治療法です。
がん治療の補助療法として腫瘍の増殖抑制や再発予防に役立つだけでなく、免疫力低下の改善や感染症予防など幅広いニーズに応える可能性があります。
治療は採血によるリンパ球収集から始まり、約1~2週間の培養期間を経て点滴で体内に戻すという流れで行われ、外来で受けられる負担の少ない療法です。
セクレトーム療法Secretome Therapy

細胞の修復力を引き出す、
進化した再生医療
幹細胞が分泌する治癒因子で細胞の自己修復能力を引き出す治療法
セクレトーム療法は、幹細胞が分泌する生理活性物質(サイトカイン、成長因子、エクソソーム等)を活用し、細胞の修復や再生力を高める再生医療の新しいアプローチです。
幹細胞そのものを移植せず幹細胞のに含まれる有効成分だけを抽出して点滴投与するため、他人の細胞を体内に入れる場合に比べ免疫拒絶反応や腫瘍形成リスクが低く、安全性が高いことが特徴です。
また細胞そのものを培養・管理する工程を簡略化できるため、比較的低コストで患者様の負担も少ない療法として注目されています。
組織再生の促進 / 炎症の抑制 / 免疫機能の強化 / エイジングケア(老化現象の緩和・美容改善)
細胞が持つ自己修復力を
最大限に引き出す
細胞の再生力を引き出し負担の少ない治療を実現
セクレトーム療法では投与された成長因子やサイトカインが損傷部位で細胞増殖・組織再建を促し、過剰な炎症反応を鎮めて痛みや腫れを和らげます。
現在、関節疾患・神経難病・美容分野などでセクレトーム療法の研究が活発に行われており、少しずつ臨床応用の報告も増えてきています。
従来の幹細胞治療と併用することで相乗効果を狙う応用も可能で、実際に幹細胞点滴にセクレトームを追加投与することで即効性と治療効果を高めることができます。