変形性関節症(OA)は、関節のクッションである「軟骨」がすり減ることで、痛みや関節の動かしにくさが現れる、非常に一般的な関節の病気です。
現在行われている治療(運動療法、鎮痛薬、ヒアルロン酸注射など)は、痛みを和らげたり、関節機能を保ったりする保存療法が中心で、傷んだ軟骨そのものを元通りにする治療ではありません。
そこで今注目されているのが、「幹細胞治療」によって軟骨修復・再生を目指す再生医療です。
特に注目されているのが「ウォートンジェリー由来間葉系幹細胞(WJ-MSC)」です。これは、赤ちゃんのへその緒(臍帯)にあるゼリー状の組織=ウォートンジェリーから採取される幹細胞で、若くて元気な細胞を豊富に得られるのが特長です。
このWJ-MSCは、他人から提供された細胞であっても免疫の拒絶反応を起こしにくく、患者さんの体への負担が少ない「再生医療の素材」として大きな期待が寄せられています。
変形性関節症では関節内で何が起きているのか
変形性関節症は「軟骨がすり減る病気」と説明されることが多いですが、実際には軟骨だけで進行するわけではありません。滑膜、軟骨下骨、関節液、靭帯、筋肉なども関わる「関節全体の病気」として考える必要があります。
関節軟骨は、骨同士の衝撃をやわらげるクッションのような役割を持っています。このクッションが薄くなると、歩行や立ち上がり、階段の上り下りのたびに関節へ負担がかかりやすくなります。
特に変形性膝関節症や変形性股関節症では、体重がかかる動作を繰り返すことで関節軟骨への負担が積み重なります。軟骨の主成分であるコラーゲンやプロテオグリカンが減少すると、関節のなめらかな動きが失われ、痛みやこわばり、可動域の制限につながります。
軟骨の摩耗だけでなく、滑膜炎が痛みを強くする
変形性関節症の痛みは、単純に軟骨が薄くなることだけで起こるわけではありません。すり減った軟骨の破片や、関節にかかる機械的ストレスは、関節を包んでいる滑膜を刺激します。その結果、滑膜炎が起こり、関節内に炎症が広がっていきます。
滑膜炎が続くと、IL-1β、TNF-α、IL-6といった炎症性サイトカインが増えます。これらは関節内で炎症を強める信号のようなもので、痛みや腫れを引き起こすだけでなく、MMPやADAMTSと呼ばれる酵素を活性化させ、軟骨の土台となる細胞外マトリックスの分解を進めます。
つまり変形性関節症では、「炎症が軟骨を壊し、壊れた軟骨がさらに炎症を起こす」という悪循環が関節内で起きているのです。
軟骨下骨や関節裂隙にも変化が起こる
変形性関節症が進行すると、軟骨の下にある骨にも変化が現れます。軟骨が薄くなることで、体重や衝撃が軟骨下骨に直接伝わりやすくなり、骨が硬くなる「軟骨下骨硬化」や、関節の縁に骨が突出する「骨棘」が見られることがあります。
軟骨をクッション、軟骨下骨をその下の土台と考えると、クッションが弱くなることで土台にも負担がかかり、関節全体のバランスが崩れていくイメージです。
また、X線検査では骨と骨のすき間である「関節裂隙」が狭くなることがあり、変形性関節症の進行度を評価する際には、こうした画像所見が参考にされます。関節裂隙の狭小化、骨棘形成、軟骨下骨の変化は、痛み、こわばり、可動域制限、歩行時の違和感などにつながります。
変形性関節症が自然に治りにくい理由
関節軟骨は、もともと血管が乏しい組織です。そのため、皮膚や筋肉のように、傷ついた場所へ修復に必要な細胞や栄養が豊富に届くわけではありません。
さらに、軟骨の中で働く軟骨細胞は加齢や炎症の影響を受けやすく、慢性的な炎症環境では、軟骨を作る働きよりも分解する働きが優位になりやすくなります。
このため、変形性関節症は一度進行すると自然に元の状態へ戻りにくく、従来の治療では、運動療法、鎮痛薬、NSAIDs、ヒアルロン酸注射などによって、痛みを和らげたり、関節機能を保ったりする保存療法が中心となってきました。
なぜMSC治療が注目されるのか
こうした病態を考えると、変形性関節症の治療では、痛みを一時的に抑えるだけでなく、関節内の炎症環境を整え、軟骨や周囲組織が修復に向かいやすい状態を作ることが重要になります。
そこで注目されているのが、間葉系幹細胞(MSC)を用いた再生医療です。MSCは、軟骨細胞への分化が期待されるだけでなく、成長因子や抗炎症性サイトカインなどを含むセクレトームを介した「パラクリン作用」によって、滑膜炎や免疫反応を調整し、関節内の環境を「破壊」から「修復」へ近づける可能性が研究されています。
特にウォートンジェリー由来間葉系幹細胞(WJ-MSC)は、若い組織である臍帯由来の細胞として、抗炎症作用、免疫調整作用、軟骨修復への関与が期待されています。変形性関節症に対するWJ-MSC治療は、単なる痛み止めではなく、関節内の炎症と軟骨変性の悪循環に働きかける可能性がある点で注目されているのです。
POINT
- 変形性関節症は、軟骨だけでなく滑膜、軟骨下骨、関節液なども関わる「関節全体の病気」です。
- 関節軟骨は骨同士の衝撃をやわらげるクッションのような役割を持ち、薄くなると関節への負担が大きくなります。
- 滑膜炎によってIL-1β、TNF-α、IL-6などの炎症性サイトカインが増えると、痛みや腫れだけでなく、軟骨基質の分解も進みやすくなります。
- 関節裂隙の狭小化、骨棘形成、軟骨下骨硬化などは、痛み、こわばり、可動域制限、歩行時の違和感につながります。
- 関節軟骨は血管が乏しく、自己修復能力が限られているため、一度進行すると自然に元の状態へ戻りにくい組織です。
- MSC治療は、関節内の炎症環境を整え、軟骨や周囲組織が修復に向かいやすい状態を作る可能性が研究されています。
関節痛の軽減と関節機能の改善効果
ウォートンジェリー由来の幹細胞(WJ-MSC)を関節内に注射することで、膝の痛みが軽くなり、日常生活の動きが楽になったという報告が増えています。
例えば、変形性膝関節症の患者にWJ-MSCを注射したある研究では、1年後に痛みが軽減し、関節の動きやすさを示すスコア(WOMACやLequesne指数)も改善しました。患者自身が「楽になった」と感じる満足度も高まり、MRI検査や滑液中バイオマーカーの変化とも一致しています。
別の臨床試験(第I相)では、比較的症状の軽い患者にWJ-MSCを複数回注射したところ、3か月時点で痛みのスコア(VAS)が平均6.0から3.5へと減少しました。膝の機能を示す評価(WOMAC)も、26.0から8.5へ改善したことが報告されています。
痛みや関節機能が改善することで、階段の上り下り、買い物、散歩などの日常動作が行いやすくなる可能性があります。
こうした結果は、WJ-MSC療法がただ痛みを抑えるだけでなく、関節内の炎症環境や軟骨修復環境に働きかける可能性を示しています。言い換えれば、壊れかけた“関節のクッション”に、修復のきっかけを与える治療として研究されているのです。
POINT
- WJ-MSC注射により、痛み(VASスコア)が軽減した研究報告があります。
- 関節機能スコア(WOMACやLequesne指数)も改善したことが報告されています。
- MRIや滑液中バイオマーカーでも関節の状態変化が確認されています。
- 歩行や日常動作が楽になり、生活の質向上につながる可能性があります。
- 症状緩和だけでなく、関節内環境の改善を通じて「動ける身体」を目指す治療として研究されています。
軟骨の再生・修復に関するエビデンス
幹細胞治療の大きな魅力は、損傷した関節の軟骨そのものを修復できる可能性があることです。ウォートンジェリー由来幹細胞(WJ-MSC)を使った研究では、痛みや関節機能だけでなく、MRIによる軟骨や関節構造の評価にも注目が集まっています。
ある研究では、WJ-MSCを膝関節に注射してから1年後、MRI評価において軟骨の状態や関節内構造の改善が報告されました。特に、軟骨損失、骨棘、骨髄病変、関節液貯留、滑膜炎、軟骨下骨硬化など、変形性関節症に関係する複数の画像所見で変化が確認されています。
また、MRIの中でも軟骨修復の状態を評価するMOCARTスコアを用いた臨床試験では、WJ-MSCの反復関節内注射後にスコアの改善が報告されています。
6~12か月という観察期間でも、軟骨や軟骨下骨を含む関節内の状態に良い変化が見られた例があり、WJ-MSCが軟骨修復環境の改善に関与する可能性が示されています。
ただし、軟骨が完全に元通りになることを証明するには、さらに大規模で長期的な臨床研究が必要です。現時点では、WJ-MSCは軟骨修復や関節内環境の改善を目指す有望な治療候補として研究が進められています。
また、動物実験や細胞実験においても、WJ-MSCやそのセクレトームが、軟骨関連マーカーや炎症性サイトカインに作用し、軟骨修復に関わる可能性が報告されています。
POINT
- MRI評価で、軟骨や関節内構造の状態改善が報告されています。
- MOCARTスコアでも、軟骨修復に関連する評価の改善が示されています。
- 軟骨下骨や滑膜炎など、関節全体の状態変化も評価されています。
- WJ-MSCやセクレトームは、軟骨関連マーカーや炎症性サイトカインに作用する可能性があります。
- 軟骨の完全な再生を断定する段階ではなく、今後さらなる大規模研究が必要です。
抗炎症・免疫調整作用のメカニズム
変形性関節症では、関節の中にある滑液や組織に炎症が起き、痛みや軟骨の破壊が進んでしまいます。ウォートンジェリー由来幹細胞(WJ-MSC)は、こうした炎症を抑えるために多くの「抗炎症物質」を放出すると考えられています。
MSCが放出する成長因子やサイトカインなどの分泌因子の総体は「セクレトーム」と呼ばれます。WJ-MSCの作用は、細胞そのものが軟骨細胞へ分化する可能性だけでなく、このセクレトームを介して関節内の炎症環境を調整する点にも注目されています。
特に注目されているのは、IL-10(インターロイキン10)やTGF-β(トランスフォーミング成長因子β)といった物質です。
- IL-10は、炎症性物質の過剰な産生を抑えて、痛みや腫れの原因となる組織損傷を食い止める働きが期待されています。
- TGF-βは、免疫の過剰反応を和らげるだけでなく、傷んだ軟骨の“修理工場”を助ける働きもあると考えられています。
さらに、WJ-MSCはVEGF(血管内皮増殖因子)やHGF(肝細胞増殖因子)などを分泌して、患部への血流や組織修復をサポートする可能性があります。
免疫の視点から見ると、WJ-MSCは関節内の“警備員”であるマクロファージを、攻撃型(M1型)から修復型(M2型)へと変化させ、炎症を沈める方向へ働くと考えられています。また、T細胞やB細胞といった免疫細胞の過剰な反応を調整し、制御性T細胞(Treg)を増やすことで、炎症が続きにくい環境づくりに関わる可能性があります。
このように、WJ-MSCは関節内のサイトカイン(細胞の連絡物質)ネットワークを調整し、「破壊」から「修復」へのスイッチを入れるような働きが研究されています。
実際、WJ-MSCやそのセクレトームを用いた基礎研究では、関節内の炎症に関わるTNF-αやIL-1β、MMPなどの発現を抑え、COL2やアグリカンといった軟骨関連マーカーを高める可能性が報告されています。また、臨床研究でも、WJ-MSCの関節内注射後に痛みや関節機能、MRI所見、滑液中バイオマーカーの変化が確認されています。
POINT
- WJ-MSCはIL-10・TGF-βなどの抗炎症物質を分泌し、炎症環境を調整する可能性があります。
- MSCが放出する成長因子やサイトカインなどの分泌因子は、セクレトームとして注目されています。
- VEGF・HGFなどで血流や組織修復をサポートする可能性があります。
- マクロファージを「攻撃型」から「修復型」に近づけ、関節環境を整える可能性があります。
- 結果として、関節内の炎症ループを断ち切り、再生に向けた環境を作ることが期待されています。
患者の生活の質(QOL)の改善
変形性関節症による痛みは、日常生活のあらゆる動作を制限し、外出や趣味、人との交流さえも遠ざけてしまいます。そんな「生活の壁」を打ち破るきっかけとして、ウォートンジェリー由来幹細胞(WJ-MSC)療法は注目されています。
例えば、痛みが軽くなることで、散歩、階段の昇り降り、買い物、立ち上がりなどの日常動作が行いやすくなる可能性があります。
実際の臨床研究では、以下のような客観的な数値改善も報告されています。
- SF-36(健康調査票)では、治療前と比べて総合スコアの改善が報告されています。
- SF-12(身体・精神両面のQOLを測る指標)では、スコアが39.0から46.0へ上昇した研究があります。
- 主観的な症状改善を評価する指標でも、改善傾向が報告されています。
これは言い換えると、「痛みが和らぐ」だけでなく、「生活動作がしやすくなる」ことを意味します。また、痛みが軽くなることでよく眠れるようになったり、不安感や気分の落ち込みが和らいだりする可能性もあります。
「体の改善」が「心の改善」にもつながる――WJ-MSC療法は、痛みと生活機能の両面をサポートする治療として研究されています。
POINT
- WJ-MSC治療後、QOL(生活の質)の改善が報告されています。
- SF-36やSF-12などの指標で、身体的・精神的な健康状態の改善が確認されています。
- 痛みの軽減は、歩行や階段昇降などの日常動作のしやすさにつながる可能性があります。
- 痛みの緩和は、睡眠の質向上や気分の安定にも関係することがあります。
- WJ-MSC療法は、単なる痛みの治療ではなく、生活機能の回復を目指す治療として研究されています。
安全性と副作用について
幹細胞治療と聞くと、「副作用があるのでは?」「体に合わないことはないの?」と心配になる方もいるかもしれません。WJ-MSCは世界中で臨床試験が行われており、これまでの報告では重大な安全性上の懸念は認められていません。
他人の細胞でも拒絶されにくい
WJ-MSCは、赤ちゃんのへその緒(臍帯)から採取される幹細胞です。通常、他人の細胞を体内に入れると免疫が「異物」とみなして攻撃を始めることがありますが、WJ-MSCにはこの免疫反応を起こしにくい性質があります。
これは、細胞の表面に「免疫の目印」となる分子(MHCクラスIIなど)が少ないためで、実際、これまでに行われた臨床試験では、拒絶反応による深刻なトラブルは報告されていません。
がんになる心配はあるの?
幹細胞は「増える力」が強いため、「がんになるのでは?」と不安に思われる方もいます。しかしWJ-MSCは、これまでの研究で「非腫瘍性」、つまり腫瘍をつくりにくい性質が確認されています。
投与後にしこりができたというような報告はなく、異常な増殖も認められていません。国内外の複数の研究機関によって検証が進められており、現在までに報告されている臨床試験では、重大な安全性上の懸念は認められていません。
軽い副作用が出ることはあります
治療後に注射部位が軽く腫れたり、微熱やだるさといった軽度の体調変化が起こることがあります。ただし、これらは数日以内に自然に回復することがほとんどです。
実際、ある臨床試験では14人中5人に一時的な副反応が見られましたが、いずれも重症化することなく、自然に回復しています。
つまり、副作用が出る可能性はゼロではないものの、その多くが一時的で軽度なものであると考えられます。
POINT
- WJ-MSCは他人の細胞でも拒絶反応を起こしにくい性質があります。
- これまでの臨床試験では、重篤な副作用は報告されていません。
- 一部で軽い副反応(腫れ・発熱・倦怠感)があるものの、多くは一時的です。
- 注射による治療なので、骨髄や脂肪を採取する治療と比べて患者さん自身の採取負担がありません。
- 今後は「より安全に」「より確実に」使うための研究がさらに進むことが期待されています。
ウォートンジェリー由来MSCの特徴(脂肪・骨髄由来との違い)
身体にやさしく、負担が少ない治療です
WJ-MSCは、赤ちゃんのへその緒(臍帯)の中にある「ウォートンジェリー」という組織から採れる幹細胞です。この部分はもともと出産後に処分される組織であるため、提供する人にもされる人にも採取に伴う身体的負担がほとんどありません。
骨髄や脂肪から幹細胞を取る方法は、針を刺したり手術をする必要がありますが、WJ-MSCでは患者さん自身から骨髄や脂肪を採取する必要がありません。
他人の細胞でも、使用しやすいのが特長です
普通は、自分以外の細胞を体に入れると拒絶反応が出る心配があります。しかし、WJ-MSCは「異物」として認識されにくい性質があるため、他人から提供された細胞でも使用しやすい細胞として研究されています。
このおかげで、患者さん自身から細胞を採取して培養する工程を省き、治療を早く始めやすいというメリットもあります。
軟骨修復への関与が期待される細胞です
変形性関節症では、関節のクッションになる軟骨がすり減ることで痛みが出ます。WJ-MSCは、このすり減った軟骨の修復環境に関与する可能性が研究されており、痛みの軽減や関節機能の改善だけでなく、MRI評価でも良い変化が報告されています。
また、WJ-MSCが分泌するセクレトームは、炎症性サイトカインや軟骨関連マーカーに作用する可能性があり、関節内の環境を修復に向かいやすく整える働きが期待されています。
POINT
- 出産後の臍帯から得られる細胞で、患者さん自身から骨髄や脂肪を採取する必要がありません。
- 他人の細胞でも拒絶されにくい性質があり、使用しやすい細胞として研究されています。
- 軟骨修復環境への関与が期待され、痛みや関節機能の改善が報告されています。
- セクレトームを介して、炎症環境や軟骨関連マーカーに作用する可能性があります。
おわりに
ウォートンジェリー由来MSCを用いた変形性関節症の治療は、症状緩和と軟骨修復の両面を目指す新たな再生医療戦略です。
現在までの文献から、WJ-MSC療法は関節痛の軽減や機能向上、軟骨修復において有望な結果が得られており、その作用は抗炎症・免疫調節を介した疾患修飾効果にも及ぶ可能性が示唆されています。
また、WJ-MSCが分泌するセクレトームは、成長因子やサイトカインなどを介して、関節内の炎症環境や軟骨修復環境に関与する可能性が研究されています。
安全性の面でも概ね良好で、現在までに報告されている臨床試験では、深刻な副作用なく施行できる可能性が示されています。
もっとも、症例数の限界や長期転帰の不確定性など課題も残されており、今後さらなる大規模RCTや長期追跡研究によるエビデンスの蓄積が望まれます。
患者のQOL向上や将来的な人工関節置換の回避につながる治療として、WJ-MSC療法は変形性関節症治療の新たな地平を切り拓く可能性があり、今後の研究発展に期待が寄せられています。
- WJ-MSCの関節内注射により、痛み、関節機能、MRI評価の改善が報告され、安全性も確認された臨床研究
Ultrasound-guided intra-articular injection of expanded umbilical cord mesenchymal stem cells in knee osteoarthritis: a safety/efficacy study with MRI data - WJ由来MSCの関節内注射により、膝痛、関節機能、患者満足度、MRI所見、滑液中バイオマーカーの変化が報告された前向き臨床研究
Assessment of clinical, biochemical, and radiological outcomes following intra-articular injection of Wharton jelly-derived mesenchymal stromal cells in patients with knee osteoarthritis: A prospective clinical study - ウォートンジェリーから分離された臍帯由来MSCの反復関節内投与が、ヒアルロン酸注射と比較してWOMACやVASの改善を示したランダム化比較試験
Umbilical Cord-Derived Mesenchymal Stromal Cells (MSCs) for Knee Osteoarthritis: Repeated MSC Dosing Is Superior to a Single MSC Dose and to Hyaluronic Acid in a Controlled Randomized Phase I/II Trial - ウォートンジェリーから分離された臍帯由来MSCの反復関節内注射により、VAS、WOMAC、MOCART、SF-12の改善と安全性が報告された第I相単群試験
Repeated intra-articular injections of umbilical cord-derived mesenchymal stem cells for knee osteoarthritis: a phase I, single-arm study - 変形性膝関節症および軟骨損傷に対する臍帯・ウォートンジェリー由来MSCの安全性と有効性を検討したシステマティックレビュー
Treatment of Knee Osteoarthritis and Chondral Injury with Umbilical Cord/Wharton’s Jelly-Derived Mesenchymal Stem Cells: A Systematic Review of Safety and Efficacy - ヒトWJ-MSC由来の培養上清が、変形性関節症モデル細胞において炎症性サイトカイン、MMP3、COL2などの軟骨関連マーカーに作用することを示したセクレトーム研究
Effect of Conditioned Medium from IGF1-Induced Human Wharton’s Jelly Mesenchymal Stem Cells (IGF1-hWJMSCs-CM) on Osteoarthritis - ウォートンジェリー由来細胞のConditioned Mediumが、COL2、アグリカン、SOX9などの軟骨特異的遺伝子発現を高める可能性を示した基礎研究
Conditioned Medium of Wharton’s Jelly Derived Stem Cells Can Enhance the Cartilage Specific Genes Expression by Chondrocytes in Monolayer and Mass Culture Systems - ウォートンジェリーから分離された臍帯MSCおよびその培養上清が、IL-10やTGF-β1を介して炎症抑制や軟骨関連マーカーの発現に関与することを示した変形性関節症モデル研究
Umbilical cord mesenchymal stem cells relieve osteoarthritis in rats through immunoregulation and inhibition of chondrocyte apoptosis
