EDに悩む方は3人に1人、軽症も合わせると1,800万人程の男性が症状を抱えています。[1]
原因は心因性要因もありますが、40代以上の方の多くは器質性要因。加齢による動脈硬化や糖尿病、高血圧による血管の衰えです。[2]
ED治療薬
シアリスやレビトラ、バイアグラなど、国内承認薬も様々あり、オンライン診断で手軽に処方してもらうことができるようになりましたが、常用するのには抵抗がある方も多いのではないでしょうか?
気になるのは副作用
治療薬は急激に血流を増大させて効果を発揮させるものなので、使用量や頻度に応じて様々な副作用があります。よくあるのは、ほてりや頭痛、稀に、動悸やめまい、高血圧や呼吸障害に、最悪は心筋梗塞など死に至ることもあります。[3]
EDの原因が高血圧である場合、治療薬の服用はさらに血圧を高くしてしまうことにもなりますし、悩みがあっても治療薬を使うことを躊躇する方も多いことだと思います。
男性の尊厳や命に関わる問題
年齢に関わらずEDという病気は、機能不全というだけでなく男性の尊厳に関わる重要な問題です。しかし、それ以上に器質性要因から来るEDは、命に関わる重要な問題が潜んでいます。[4]
「器質性EDで最も多い原因は、血管の劣化です。勃起は血液が海綿体に流れ込むことで起こります。つまり、動脈硬化で血管が劣化したり、血管内部が狭くなったりすることで陰茎への血流が滞ると、勃起しづらくなったり、硬さが十分でなくなったりするわけです」。
当然のことだが、血管は全身に張り巡らされているので、陰茎の血管だけが劣化することはない。陰茎の血管が劣化していることは、全身の血管が劣化しているということだ。
「分かりやすくいえば、陰茎の血管が劣化すればEDに、心臓の血管なら狭心症に、脳の血管なら脳梗塞になります。血管の太さは陰茎の根本が1~2mm、心臓の冠動脈の根元が3~4mm、頸動脈が5~6mmです。動脈硬化は細い場所から進行するので、陰茎の次は心臓の冠動脈が詰まる可能性が高いのです」。
歳だから…と諦めてはいけません。EDをきっかけに重篤な病気の兆しを早めにキャッチし、生活習慣の見直しや老化にアプローチする取り組みをしていくことが大切です。
40代からは一時的な回復は無意味、再生医療で根本治癒を
ED治療は今や再生医療で根本治癒ができる時代です。老化や身体の不調から来る器質性要因のEDは、健康のバロメーターでもあります。
再生医療で得られる根本治療は、まさに若返りです。患部に直接若返り成分を注射をすることで、血管の修復を行い機能を若い頃に戻すことが可能となりました。
日本国内で受けられる再生医療
近年美容や若さの維持に話題となっている、幹細胞培養上清液やエクソソームなどを使用して、患部に注射をする再生医療が日本国内でも増えてきました。
しかし、その効果についてさほど話題になっていないのはどうしてでしょうか?
それは、期待していたような効果が全ての人に現れるわけではなく、本当に自分に効くのか?が疑われるため、チャレンジすることを躊躇する方もいますし、そもそも再生医療自体がどのようなものかがイメージできない方が多く、この治療法についての認知が広まっていないこともその理由かもしれません。
再生医療やそれに使用される幹細胞上清液やエクソソームなどの若返り成分に対して、イメージだけが先行して、そのもの自体の製法やその作用を詳しく知る方は少ないのではないでしょうか?
国内で使用されている幹細胞培養上清液やエクソソームについて
国内でのED再生医療の治療効果がさほど期待できない理由について、一般的に使用されている幹細胞培養上清液やエクソソームについて解説します。
幹細胞培養上清液
幹細胞を培養する際の培養液には、細胞を活性化する様々な有効成分が分泌されています。培養した液体から幹細胞を取り出した上澄を精製したものが幹細胞培養上清液で、その液体に含まれる細胞活性成分で治療効果を期待するものです。
欠点やリスク
幹細胞を培養する細胞の分泌物は全てが良いものとは限りません。誰かの病気の治療のために培養した液体をそのまま使用する場合もありますし、そもそも幹細胞を培養するための成分が入った液体ですので、治療効果のある成分が分泌されているかも不確かです。
また、幹細胞治療においての幹細胞培養については安全基準が確かですが、上清液を作成するための培養については安全性において疑問が残ります。
幹細胞を培養する液体は、幹細胞を増やすための成分が多く含まれているため、細菌やウイルスなどが感染すると幹細胞以上に増殖してしまいます。
安全基準が不確かな培養は感染症の危険が高い、また、感染予防のために抗生物質を添加して培養している液体もあり、有効成分よりも無駄な添加物が多く含まれていることもあります。[5]
エクソソーム
幹細胞培養上清液の中に含まれる細胞分泌物のひとつと言われていますが、細胞間の情報伝達を行うために全ての細胞から分泌されており、血液を始めとした様々な体液に含まれます。
このエクソソームには多くの細胞活性因子や様々な情報がカプセルのような形で取り込まれており、それらが美容や再生医療に応用されていると説明されています。
欠点やリスク
エクソソームは実はそれだけでは働くことができません。そのため、エクソソーム以外の細胞分泌物をバランスよく含む必要があります。例えどんなに多くのエクソソームが入っていたとしてもそれだけだと意味をなさない可能性もあります。
エクソソームは私達の体の中にも多く存在するもの。効果を発揮するためには、何のために、何の細胞から分泌したものなのか?を選別する必要があります。また、ガン細胞やその他病気に罹患した細胞から分泌されている場合もあり、病気のリスクを高める可能性もあります。[6]
根本治癒が期待できる再生医療ですが、患者だけでなく提供する医師もリスクが高いものを避け、治療効果の高いものを見分けられる知識が必要なのです。
23Cの再生医療は高い安全性と科学的エビデンスで信頼を提供
幹細胞から分泌した様々な分泌物に細胞を活性化することは確かであり、その治療効果について世界中で研究されており、日々新たな研究成果が発表されています。
それが論文=エビデンスなのです。
実はマレーシアでは、日本よりも古くから国が再生医療に取り組んでいます。そのため、幹細胞培養および、その分泌物に関しての高い安全基準が設けられています。また、関係諸国との技術交流やエビデンスの共有などが活発であり、多くの臨床実績が存在しています。[7]
幹細胞が分泌する物質には確かに細胞を活性化し治療効果を発揮する有効成分が存在します。
その中で、安全かつ効果の高いものをと現在マレーシアを始めとする再生医療先進国では、さらに研究が進められ、今では幹細胞培養上清液のような「幹細胞を培養した後の成分」を使うのではなく、有効成分を効果的に抽出する製法が開発され効果的なエクソソームを含む「セクレトーム」と言われる総合的な分泌成分が使用されるようになりました。
この「セクレトーム」に多くの治療効果が認められているのです。[8]
マレーシアの最高適性基準cGMP認証を持つcGTP(細胞および遺伝子治療製品)の製造施設は3ヶ所のみに限られ、その中でも唯一患者の治療に使用することができる製品を製造している施設が私たち23Century International Life Science Center(通称23C)です。
23Cは自社施設で安全かつ治療効果の高いセクレトームを製造しており、そのセクレトームを活用したED治療に世界中から患者様が訪れており、その効果に多くのお喜びの声をいただいています。
また、ED治療をきっかけに血管にまつわる重篤なお病気の再生医療を行う方も少なくありません。
結果で深い信頼を繋いでいく。
それが、23Cの最も重要なミッションです。
日本の40~69歳男性を対象とした調査では、ED患者が最大約1,900万人存在すると推計されています。
器質性ED(血管の異常によるED)は高齢男性で最も一般的な原因であり、多くの場合その根底には動脈硬化(動脈の劣化)があります。肥満や高血圧、高コレステロールなど動脈硬化の危険因子は心臓病に先立って勃起不全を引き起こすことが知られています。
バイアグラ(シルデナフィル)の使用では、心筋梗塞、突然死、不整脈、脳卒中、一過性脳虚血発作、血圧上昇など重篤な心血管系の副作用が報告されています。また、頭痛(16%)、消化不良(7%)、顔面紅潮(10%)など比較的一般的な副作用も見られます。
出典: Viagra side effects range from headaches to heart attack
EDは心血管疾患(CVD)や冠動脈疾患、脳卒中、全死亡率のリスク増加と関連しており、おそらくCVDの独立した危険因子であると考えられています。
幹細胞培養液などの細胞由来製品を安全に医療利用するには、ウイルス・マイコプラズマ・エンドトキシン(細菌毒素)汚染や無菌性について厳格な試験を行う必要があります。これらの安全管理が不十分な製品では感染症など重大なリスクを伴う可能性が指摘されています。
他家由来のエクソソーム療法では、ドナー細胞由来のウイルスや病原体が伝播するリスク、非自己エクソソームに対する免疫反応(炎症や拒絶)のリスク、さらにエクソソームが発がん性因子を運搬する可能性もあります。
マレーシアでは2009年に保健省が「幹細胞研究と治療のガイドライン」を発表するなど、科学的根拠と国際的な基準に基づいた幹細胞研究・治療の規制整備に早くから着手してきました。
出典: The Regulatory Framework of Stem Cell Research and Therapy in Malaysia
間葉系幹細胞のセクレトーム(培養上清中の分泌因子群)は、再生医療において有望であり、特にED治療では前臨床研究でその有効性が示されています。セクレトームは抗炎症作用や血管新生促進などの特性を持ち、細胞移植療法に伴う免疫拒絶や腫瘍形成のリスクを回避できる利点も報告されています。
出典: Mesenchymal stem cell secretome: A promising therapeutic strategy for erectile dysfunction?